落石運動解析に要する個別要素法パラメータの同定法

  • 能野 一美
    社団法人 土木学会 (株) 基礎建設コンサルタント 技術部
  • 山上 拓男
    社団法人 土木学会 徳島大学 工学部建設工学科

書誌事項

タイトル別名
  • AN IDENTIFICATION OF DEM PARAMETERS FOR ROCKFALL ANALYSIS
  • ラクセキ ウンドウ カイセキ ニ ヨウスル コベツ ヨウソホウ パラメータ ノ ドウテイホウ

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説明

個別要素法を前提に, 斜面ごとの落石運動を支配するパラメータを的確に評価する手法が提案されている. その骨子は当該斜面で落石実験を行い, 得られた軌跡を基に, 逆問題の解析から運動パラメータを同定しようとするものである. ただし敢えて実験を行わなくとも, 落石の軌跡が判明している場合, やはり本手法が適用できる. 逆問題の定式化に当り, 初期値の設定にニューラルネットワークが活用されている. また初期値をも目的関数の変数とみなして二重最適値問題が構築されている. 提案法を検証すべく, 模型実験並びに現場実験に適用したところ, 十分満足できる結果が得られた. この方法によれば, 落石衝突時の地山の変形, 立木と落石の衝突, あるいは植生の影響などが反映されたパラメータを同定し得る.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2002 (701), 409-420, 2002-03-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (11)*注記

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