I期線トンネルを考慮したII期線施工時における影響予測法の提案

  • 青木 宏一
    社団法人 土木学会 山口大学大学院 理工学研究科 博士後期課程
  • 岩井 勝彦
    社団法人 土木学会 財団法人高速道路技術センター
  • 嵯峨 正信
    社団法人 土木学会 日本道路公団四国支社 高松技術事務所 技術指導課
  • 進士 正人
    社団法人 土木学会 山口大学 工学部社会建設工学科
  • 中川 浩二
    社団法人 土木学会 山口大学 臨床トンネル工学研究所

書誌事項

タイトル別名
  • A PROPOSAL OF INFLUENCE ASSESSMENTS OF GROUND BY SECOND TUNNEL EXCAVATION BASED ON FIRST TUNNEL EXCAVATION DATA

説明

II期線トンネルの施工における重要な留意点は, 隣接する既設のI期線トンネルに影響を最小限に抑えつつ合理的な施工を行うことである. 多くの事例では数値解析により影響予測は行われているが, 手間とコストの面でトンネル全線にわたり連続的に評価することは難しい. 本研究では, I・II期線トンネル施工による塑性領域の大きさを理論解により簡便に推定し, 両者の塑性領域の接近度を指標とした影響予測手法を提案する. 過去の事例に本手法を採用した結果, 問題箇所の発生をうまく予測することができた. また, II期線設計段階において, I期線トンネルへの影響を配慮したII期線トンネルの支保設計・施工法の検証や管理基準値の設定を行う際の目安にもなりうることがわかった.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2003 (728), 199-204, 2003-03-20

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (1)*注記

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