地中レーダで探査した電磁波反射特性に基づく森林土壌特性の評価

  • 露木 延夫
    社団法人 土木学会 日本大学大学院博士後期課程
  • 近藤 勉
    社団法人 土木学会 日本大学 理工学部土木工学科
  • 西川 肇
    社団法人 土木学会 日本大学 生産工学部土木工学科
  • 木田 哲量
    社団法人 土木学会 日本大学 生産工学部土木工学科
  • 藤井 壽生
    社団法人 土木学会 日本大学 生産工学部土木工学科
  • 今野 誠
    社団法人 土木学会 日本大学 生産工学部土木工学科

書誌事項

タイトル別名
  • ASSESSMENT OF FOREST SOIL PROPERTY BASED ON ELECTRIC MAGNETIC REFLECTIVITY CHARACTERISTICS BY GROUND PENETRATING RADAR
  • チチュウ レーダ デ タンサ シタ デンジハ ハンシャ トクセイ ニ モトヅク シンリン ドジョウ トクセイ ノ ヒョウカ

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抄録

森林生態系における水の循環機能の中で, 水源涵養機能が大きく評価されるようになってきた. 森林を緑のダムとして考える場合, 治水面においては, 森林土壌の地表流出緩和および浸透機能に関係して評価され, その効果は森林土壌の物理的な構造によって定量的に把握される. 本研究では森林土壌の水文学的特性に関わる土壌の物理的性質について, 広域かつ定量的に把握する手法として地中レーダを利用して得られた電磁波反射断面記録と現地で得られた森林土壌の孔隙組成や水分量などとの相関関係を分析し, 森林土壌の保水性に関わる特性を定量的に把握が可能であることを検証した. 本研究はこれまでの地植物学的な調査に対する新しい試みとして位置付けている.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2004 (769), 11-18, 2004-08-22

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (23)*注記

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