地盤汚染の影響予測に用いる分散長の決定法について

  • 小橋 秀俊
    社団法人 土木学会 独立行政法人土木研究所材料地盤研究グループ
  • 三木 博史
    社団法人 土木学会 独立行政法人土木研究所技術推進本部
  • 平山 光信
    社団法人 土木学会 大成基礎設計(株)
  • 菱谷 智幸
    社団法人 土木学会 (株)ダイヤコンサルタントジオテクニカル事業部
  • 山本 博之
    社団法人 土木学会 鹿島建設(株) 技術研究所土木技術研究部
  • 大北 康治
    社団法人 土木学会 (株)鴻池組 東京本店 土木営業部

書誌事項

タイトル別名
  • THE DETERMINATION OF LONGITUDINAL DISPERSIVITY IN PREDICTING THE INFLUENCE OF GROUND CONTAMINATION
  • ジバン オセン ノ エイキョウ ヨソク ニ モチイル ブンサンチョウ ノ ケッテイホウ ニ ツイテ

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説明

近年, 建設工事で地盤汚染に遭遇し, 大量の汚染土壌を処理するなどの事態が発生している. そのため, 移流分散数値解析による汚染物質の挙動予測とモニタリングによる検証を行いながら, 管理する手法の確立が必要となっている. しかしながら, 移流分散解析プログラムへの入力定数の決め方や精度については未だ不明点が多い. そのうち, 分散長に関してはスケール効果があり, 実務上は文献値の使用に頼らざるを得ないのが現状である. 本研究ではパラメータの感度解析, カラム試験, 大型土槽実験に取り組み, (1) 流速を的確に把握することの重要性, (2) 7m程度までのスケールでは, 測定値と文献値は概ね適合すること, (3) 文献値を用いた場合到達範囲を安全側に予測できること, などが確認された.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2004 (764), 53-67, 2004-06-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (12)*注記

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