二重支保の最適施工日差に関する擬似クリープ法による解析的研究

  • 土屋 敬
    社団法人 土木学会
  • 厚 豊
    社団法人 土木学会 日本鉄道建設公団北陸新幹線建設局
  • 高橋 範明
    社団法人 土木学会 第一建設工業 (株)

書誌事項

タイトル別名
  • ANALYTICAL STUDY TO DETERMINE OPTIMUM INTERVALS BETWEEN SUCCESSIVE CONSTRUCTIONS IN THE MULTIPLIED TUNNEL SUPPORT SYSTEM
  • ニジュウ シホ ノ サイテキ セコウ ニチサ ニ カンスル ギジ クリープホウ ニ ヨル カイセキテキ ケンキュウ

この論文をさがす

抄録

北陸新幹線飯山トンネルでは, 大変形に対処するため, 吹付けコンクリートとロックボルトによる一次支保施工後さらに吹付けコンクリートによる二次支保を施工する二重支保工法を採用した. 本研究では, 一次支保施工終了後から二次支保施工までの最適施工日差を切羽進行に伴うひずみの増加を擬似クリープ法により表現した二次元FEMプログラムを用いて求める. 上記の手法は, 本来三次元問題であるトンネルの掘削解析を擬似的に二次元で処理するためのものである. クリープ倍率は2.0とし, クリープ時間係数は切羽の進行速度より算出する. 本解析結果は擬似クリープ法の機能を最も有効に活用したものとして発表する. なお, 吹付けコンクリートの等価弾性係数は従来値を目的に合わせ見直した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2004 (764), 121-131, 2004-06-21

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (7)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ