下水汚泥焼却灰を用いた土質改良材の適応性の評価

  • 伊藤 孝優
    社団法人 土木学会 東北工業大学大学院土木工学専攻
  • 伊藤 孝男
    社団法人 土木学会 東北工業大学 工学部建設システム工学科
  • 平野 久史
    社団法人 土木学会 パシフィックコンサルタンツ株式会社東北本社

書誌事項

タイトル別名
  • APPLICABILITY OF SEWAGE SLUDGE ASH AS SOIL-STABILIZER COMPONENT
  • ゲスイ オデイ ショウキャクバイ オ モチイタ ドシツ カイリョウザイ ノ テキオウセイ ノ ヒョウカ

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説明

下水処理場より発生する汚泥は, 減量化のために高分子系凝集剤を添加脱水後, 焼却され焼却灰の形で管理型処分場に埋立て処理されている. 本研究は, この高分子系焼却灰 (灰の組成ではCaOが10%未満含有) を建設発生土の改良を目的とした「土質改良材」への適応性について検討を行った. この焼却灰は自硬性に乏しいため, 改良助剤として石灰を添加した粉体状土質改良材と石灰・セメントを添加し高加圧造粒した造粒型土質改良材を製造し, 不良土とされる建設発生土 (粘性土) を改良処理した際, 埋戻し土としての強度基準および土壌環境基準を満足する土質改良材としての適応性について検討し, その可能性を確認した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2004 (771), 281-288, 2004-09-21

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (13)*注記

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