古代ローマコンクリート建築物の仕上げに関する考察

  • 松沢 晃一
    首都大学東京大学院都市環境科学研究科建築学域
  • 橘高 義典
    首都大学東京大学院都市環境科学研究科建築学域
  • 小林 克弘
    首都大学東京大学院都市環境科学研究科建築学域
  • 中村 孝也
    首都大学東京大学院都市環境科学研究科建築学域
  • 芳村 学
    首都大学東京大学院都市環境科学研究科建築学域

書誌事項

タイトル別名
  • Study on the Architectual finishing of Ancient Roman Concrete Buildings

説明

コンクリートの歴史は非常に古く,古代エジプトやギリシアでモルタルが,そして,古代ローマ時代にコンクリートが使用されるようになった。このコンクリートは古代ローマコンクリートと呼ばれている。コンクリートの施工には型枠が必要であり,天井や屋根には現在と同様に木材が用いられたが,壁には煉瓦を積んだものが用いられた。煉瓦の型枠はコンクリートと一体のものとして構造体を構成する要素となっており,現在の打込み型枠と同様に用いられていた。そのため,煉瓦が建築物の仕上げとして表面に現れており,煉瓦の積層方法により様々な表面仕上げを見ることができる。そこで本研究では,文献調査や現地調査を基に,古代ローマコンクリート建築物の仕上げに関する考察を行なった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205606358528
  • NII論文ID
    130006965038
  • DOI
    10.14820/finex.2010.0.38.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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