木質床材の足触りによる感性評価

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  • The Sense Evaluation Test by Using Foot Feeling

抄録

近年、フローリング材には一般的には見受けられなかったキリ、竹、スギ、コルクが活用されはじめている。この研究は従来から使われている床材と、最近見受けられるようになった床材、さらにはこれから期待される造作用木質材の足触り試験を行うことを目的とした。実験方法は、試験片を25種類つくり、試験片のうえに素足をのせて感触を評価してもらった。データを解析した結果、「なじみやすさ」「高級感」「自然の柔軟性」が足触りに影響していることがわかった。また、今回の感触試験では、キリ、スギ、コルクが好まれた。このことから、やわらかさ、暖かさ、なじみやすさが床材に求められていると推察される。また、造作用木質材のMDFは、ナラ化粧単板貼りのものと同等の評価が得られ、床材としての可能性を示唆できた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205607698304
  • NII論文ID
    130004637294
  • DOI
    10.11247/jssd.51.0.a03.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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