視点依存テクスチャマッピングのピクセルシェーダ実装

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タイトル別名
  • Pixel Shader Implimentation of View-dependent Texture Mapping

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説明

テクスチャマッピングを行う際、一つの画像のみでなく、異なる位置から得た複数の画像を使う事で、より品質の高い画像を生成することができる。このようなテクスチャマッピング手法を視点依存テクスチャマッピングという。この処理において、以下の2点を考慮する必要がある。・対象形状の(処理中の)注目点が各カメラから可視であるか。・カメラの撮影方向と視点方向が近いかどうか。視点依存テクスチャマッピングでは、従来はこの判定を処理量の関係で頂点ごとに処理し、内部の画素は色補間していた。このため大きなポリゴンに対しては満足な品質が得られなかった。近年のGPU(Graphics Processing Unit)は内部処理をユーザーがプログラムする事で従来以上に柔軟な処理を行うことができるようになった。この機能をピクセルシェーディングと言う。本論文ではこれを利用して、画素単位に上記判定処理を行う視点依存テクスチャマッピングを実装し、従来の頂点単位処理によるものと比較した。その結果、対象形状のポリゴン数が少ない場合、提案手法による品質の向上が認められた。この手法の応用としては、視点依存テクスチャマッピングを利用する三次元コンテンツを遠隔地通信などで提供する際のデータ量削減などが考えられる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205609177088
  • NII論文ID
    130004569937
  • DOI
    10.11371/aiieej.33.0.97.0
  • ISSN
    24364398
    24364371
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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