上越教育大学におけるユニバーシティ・アイデンティティのデザイン

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タイトル別名
  • The design of the university identity in Joetsu University of Education

抄録

上越教育大学では,平成25年に学内にワーキンググループを立ち上げ,26年中に導入することを目標として,新しいUI(ユニバーシティ・アイデンティティ)の構築を進めてきた。このような事例は過去にも存在し,予算や期間の不足を始めとする様々な要因も含め,デザインに精通する学内のスタッフによってUIやVI(ビジュアル・アイデンティティ)が制作された例自体は,さほど珍しいことではないであろう。  だが,本学には視覚デザインを専門とするスタッフが1名しか在籍しておらず,しかし,教員と事務職員の両方から大学広報について危機感を持った人材が集まり,UIの構築へ向けた取り組みがなされたことは本研究の特色であると考える。また,大学広報の観点からUIの必要性に着目し,その過程において大学の在り方を見直し,自らの価値を再確認していくようなプロセスが生まれたことを,デザインの現場における良質な事例として捉えたい。  現時点ではマークやロゴタイプの雛形が出来上がり,マニュアルの作製等を進めながら導入への準備をしている段階であるが,その発端からビジュアル化するまでを中心に紹介したい。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205610088064
  • NII論文ID
    130005471178
  • DOI
    10.11247/jssd.61.0_193
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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