視覚伝達デザイン教育のための異文化間学習コミュニティの構築
書誌事項
- タイトル別名
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- Building a Shared Cross-cultural Learning Community for Visual Communication Design Education
説明
視覚伝達デザイン教育における世界共通言語としてのインフォグラフィックス手法の学習、および効果的なフィードバック装置を併せ持つ教育のあり方として、異文化の学生間で学びあいが起こることを狙ったオンラインコミュニティを組み込んだ学習モデルを提案する。このモデルに基づいてシステムを開発し、それを利用した教育実践を行った。ワークショップでは、各自の制作した課題を元に言語の異なるユーザとして相互レビューを行い、その結果、多くの学習者が自分達では発見できなかった改善点を得た。オンラインで課題をシェアすることは、交流の目的が明確になるが故に、活発な学習活動が行われ、良質なフィードバック装置として機能することを確認した。これらから提案したモデルは有用であると判断した。また事例の観察によって、1)情報の伝達方法についての俯瞰的視点、文化的特性、地域性・国際的に通じる機能性を区別することを学ぶ機会として極めて有用であるが、言語無しでは限界もあり、伝達のための適切な素材を見極めること、2)制作後の熱気を冷まさないうちの対話が不可欠であり、スケジューリングを慎重に検討すること、の2つの重要性が明らかになった。
収録刊行物
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- 日本デザイン学会研究発表大会概要集
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日本デザイン学会研究発表大会概要集 58 (0), 151-151, 2011
一般社団法人 日本デザイン学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205610155648
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- NII論文ID
- 130004638073
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可