Confirmation of the Phase Transformation of a Fine Powder of Barium Titanate by Means of Raman Spectroscopy and Powder X-ray Diffraction

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  • ラマン分光分析ならびに粉末X線回折により確認した微細なチタン酸バリウムの相転移

Abstract

水熱合成され立方晶であるといわれているチタン酸バリウム微細粉について、ラマンスペクトルの温度変化、および004/400X線回折ピーク幅の温度変化を、正方晶_-_立方晶相転移温度(130℃)付近で詳細に測定し解析した。前者では正方晶相のラマン散乱ピークの急激な減少が見られ、そのピークは130℃以上で弱いながらも残存した。後者では重なりが著しく一本に見えるピークの幅が急激に減少することを見いだした。これらから、測定対象としたチタン酸バリウム微細粉には正方晶相が存在することがわかり、さらにラマン分光によってチタン酸バリウムの相転移を判定するにはピークの有無ではなく、ピーク強度の変化を持って判定すべきであるとの結論に到った。

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  • CRID
    1390001205614013696
  • NII Article ID
    130006970010
  • DOI
    10.14853/pcersj.2004f.0.159.0
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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