ナトリウム塩を用いたハイヤーボライドNaAlB<sub>14</sub>の合成と性質

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タイトル別名
  • Syntheses and properties of higher boride NaAlB14 crystals with sodium salts

抄録

ホウ素過剰ホウ化物は、熱電変換素子、軟X線モノクローメーター用や中性子吸収用などの材料として期待されている。しかし、高ホウ化物は合成が困難な場合が多い。先に、著者らは、リチウム塩を用いてリチウム含有した高ホウ化物LiAlB14結晶を比較的低温度で合成した。また、物理的な性質として硬さと磁化率を測定した。本報告では、LiAlB14と同系の化合物であるNaAlB14結晶の合成を試みた。合成方法は、蒸気圧の比較的高い金属ナトリウムに代わってナトリウム塩(Na2B4O7,Na2CO3,NaF,NaCl,NaI,NaBr)とホウ素を用いて、Al-セルフフラックス中で、加熱温度1300から1400℃、5時間保持して、高ホウ化物NaAlB14結晶を育成した。得られたNaAlB14結晶は、X線回折で相の同定と格子定数を調べ、磁化率、硬さと酸化抵抗性を測定した。それらの結果は他の高ホウ化物と比較したので報告する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205614327936
  • NII論文ID
    130006970432
  • DOI
    10.14853/pcersj.2006s.0.314.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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