有機/無機ハイブリッド膜の粘弾性圧子力学 - 応力緩和

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タイトル別名
  • Viscoelastic Indentation Contact of Organic/Inorganic Hybrid Coating - Stress Relaxation

抄録

本研究は理論・実験両面から粘弾性薄膜/基板2層複合体の圧子力学的定量解析手法の確立を目的としている。有機/無機ハイブリッドであるフェニルシルセスキオキサンをソーダ石灰ガラスにコーティングし、膜厚を異にする種々の粘弾性2層体を調製した。<BR>Berkovich3面ピラミッド圧子を用いたナノインデンテーション試験を行った。粘弾性膜の応力緩和を定量計測するために、圧子を高速で所定深さまで圧入後保持し、その後に観測される圧入荷重の緩和から応力緩和曲線を得た。膜厚と圧入深さの比を変えることにより薄膜の粘弾性挙動に与える基板の効果を体系的に精査した。<BR>実験的に得られた粘弾性膜の応力緩和挙動を基板効果を考慮した理論予測と比較し、両者間で満足の得られる結果を得た。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205615679360
  • NII論文ID
    130006972638
  • DOI
    10.14853/pcersj.2005f.0.536.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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