複合電気化学プロセスによるバリア型陽極酸化皮膜への酸化物ナノ微粒子の導入

書誌事項

タイトル別名
  • Incorporation of Oxide Nanoparticles into Barrier-Type Alumina Film via Anodic Oxidation Combined with Electrophoretic Deposition

説明

陽極酸化法と電気泳動堆積(EPD)法の複合プロセスにより金属酸化物微粒子をバリア型陽極酸化アルミナ皮膜内へ導入し、皮膜の組成制御及び高機能化を目指した。金属酸化物微粒子を添加したホウ酸アンモニウム水溶液中でアルミニウム基板の陽極酸化と電気泳動を同時に行うことで、バリア型皮膜内への微粒子の導入を試みた。微粒子を添加した溶液中で作製した陽極酸化皮膜は、無添加の場合と比較して膜厚は増大し、高電圧で作製した皮膜ほどその差は拡大した。皮膜断面の元素分布の分析結果より、皮膜内に微粒子が取り込まれ、特に表面付近に多く存在していることが確認された。TiO2の皮膜内への導入により電気容量が増加し、SiO2では耐食性の向上に効果的であった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205616536448
  • NII論文ID
    130006974041
  • DOI
    10.14853/pcersj.2005f.0.137.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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