Tironを還元・分散剤に用いた金ナノ微粒子(GNP)の作製

書誌事項

タイトル別名
  • Preparation of Au nanoparticles using Tiron

説明

金微粒子の作製には、クエン酸を用いて金イオンを還元し、できた微粒子を分散・保護するという方法が一般的である。本研究では、クエン酸よりも優れた分散剤であるタイロン(4,5-dihydroxy-1,3-benzene-disulfonic acid)を用いて金微粒子を作製し、その微粒子の性質を調べた。沸騰したHAuCl4水溶液にTironとNaOHの混合物を添加して、金微粒子を作製した。得られた金粒子は球形で、粒度分布が狭く平均径が13nmであった。クエン酸を用いたときには、反応時にクエン酸が分解して微粒子が凝集しやすくなるのに対し、タイロンの分散力は大きく、凝集しなかったと考えられた。得られたナノ粒子の光学的性質の測定結果も合わせて発表する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205616968960
  • NII論文ID
    130006974736
  • DOI
    10.14853/pcersj.2005s.0.471.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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