BaTiO3-Y-Mg系におけるコアシェル構造の形成機構

書誌事項

タイトル別名
  • Formation mechanism of the Core-Shell microstructure in BaTiO<SUB>3</SUB>-Y-Mg system

説明

コアシェル構造の形成機構を明らかにする目的で単純なBaTiO3(BT)-Y-Mg系におけるモデル実験をおこなった。BT4Y2Mgについて還元雰囲気下で焼成したところコアシェル構造が形成されるのに対して、大気中で焼成したところ、YのBaTiO3粒内への固溶はほとんど進まず明瞭なコアシェル構造は得られなかった。また、低酸素分圧下ではYはBT格子のBaサイトに選択的に固溶する傾向を実験的に見出した。これらの実験事実から、MgによりYの固溶が抑制される効果と、酸素空孔濃度の増加に伴いYのBaサイトへの固溶が促進される効果とのバランスによってコアシェル構造は形成されると考えてモデル化を進めた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205617521536
  • NII論文ID
    130006975506
  • DOI
    10.14853/pcersj.2011s.0.489.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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