ペロブスカイト型タンタル酸窒化物Ca<sub>1-x</sub>Eu<sub>x</sub>Ta(O,N)<sub>3</sub>の構造相転移

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タイトル別名
  • Structural phase transition in the perovskite-type tantalum oxynitrides, Ca<sub>1-x</sub>Eu<sub>x</sub>Ta(O,N)<sub>3</sub>

抄録

ペロブスカイト型タンタル酸窒化物Ca1-xEuxTa(O,N)3を合成し、結晶構造とアニオン組成を調べた。x < 0.4の窒化生成物は斜方晶であるのに対し、x => 0.4では立方晶へ変化した。アニオン組成はEu量によらずほぼO2Nであった。立方晶のEuTaO2N窒化生成物を高温ポストアニールしたところ、高結晶性の正方晶への構造相転移が観測された。制限視野電子線回折測定より、EuTaO2N窒化生成物は局所的に平均の立方構造より低い対称性を持っており、また組成分析よりこの窒化生成物はわずかに窒素量の多い組成を持つことが示唆された。定比組成からのずれが正方構造の長距離秩序を不安定化し、正方晶マイクロドメインからなる立方晶の平均構造が形成されたと考えられる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205617558144
  • NII論文ID
    120001578868
    130006975563
  • DOI
    10.14853/pcersj.2009f.0.2g23.0
  • HANDLE
    2115/39289
  • ISSN
    00255408
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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