NbドープSrRuO<sub>3</sub>の作製と熱電性能評価

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タイトル別名
  • Preparation and thermoelectric properties of Nb doped SrRuO<sub>3</sub>

抄録

本研究ではクエン酸策体の熱分解法と放電プラズマ焼結法を併用し、p形半導体であるSrRuO3の作製を行い、さらにp形半導体であるSrRuO3とn形半導体Mg2Siを用いた熱電変換モジュールの作製を試みた。SrRuO3は高電気伝導率を示すが、高熱伝導率を示す事から低ゼーベック係数であり、熱電性能指数が低い。そこで、SrRuO3のRu4+サイトに高原子価元素であるNb5+を添加し、キャリア濃度を減少させることにより熱伝導率、電気伝導度やゼーベック係数の制御を試みた。その結果、5%Nb添加SrRuO3、Mg2Siの熱電変換素子とNi電極を用いたπモジュール(13×13×7.8)は、温度差500℃で110Wの出力を得る事が可能となった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205619656576
  • NII論文ID
    130006978896
  • DOI
    10.14853/pcersj.2011f.0.640.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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