酸化物半導体SrO・(SrMnO3)系試料の熱電素子としての有用性

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タイトル別名
  • Thermoelectric properties in the semiconducting SrOn(SrMnO<SUB>3</SUB>) systems.

抄録

一般に高効率熱電変換を実現するには、素子に高い電気伝導度と低い熱伝導率が必要である。一見矛盾するこの二つの条件を満足させるために高い電気伝導層と低い熱伝導層を有するRuddlesden-POpper構造に着目した。通常のペロブスカイト化合物は一般式ABO3で表されるが、この構造ではAO・n(ABO3)となりn=∞のときABO3となる。今回は層状ペロブスカイト酸化物であるSr-Mn-O系のうち、電気伝導層のみのペロブスカイト相(n=∞)と電気伝導層と低い熱伝導層をもつSr3Mn2O7 (n=2)をそれぞれ合成し、熱電素子としての有用性を比較検討した。また得られた二つの母体構造にそれぞれLn(希土類)を数種固溶させたときの変化も比較検討した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205619831296
  • NII論文ID
    130006979172
  • DOI
    10.14853/pcersj.2008f.0.613.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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