トリプルペロブスカイトBa3BiRu2O9における相転移と電気・磁気的性質

書誌事項

タイトル別名
  • phase transition and magnetic and electric properties of triple perovskite Ba3BiRu2O9

説明

BaBi1-xRuxO3の組成の化合物において、x=1,x=2/3の化合物Ba2BiRuO6,Ba3BiRu2O9について詳細な研究を行った。特にx=2/3の化合物Ba3BiRu2O9(BaBi1/3Ru2/3O3) は、磁化率測定に関して過去に報告があり、Ru間に強い反強磁性相互作用が働いていることが知られているおり、また170K付近に異常が見られているが、この異常に関しては詳しいことはわかっていない。そこで本研究において磁化測定に加え、比熱測定を行ったことにより、この異常が二次の相転移であることが明らかになった。この相転移の要因を明らかにするため、低温X線回折を行ったところ、格子系に対し異常が見られた。さらに比抵抗測定により、可変領域のホッピング伝導であるという結果が得られた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205620392448
  • NII論文ID
    130006980052
  • DOI
    10.14853/pcersj.2011f.0.779.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ