森林物質循環モデル(BGC-ES)による森林生態系・炭素循環サービスの定量評価

  • 大場 真
    (独)国立環境研究所 地域環境研究センター
  • 藤田 壮
    (独)国立環境研究所 社会システム環境研究センター
  • 水落 元之
    (独)国立環境研究所 地域環境研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Quantitative Evaluation of Carbon-Cycle-Services from Forest Ecosystem Using a Forest Biogeochemical Model (BGC-ES)
  • シンリン ブッシツ ジュンカン モデル(BGC-ES)ニ ヨル シンリン セイタイケイ ・ タンソ ジュンカン サービス ノ テイリョウ ヒョウカ

この論文をさがす

説明

森林生態系における物質循環をシミュレーション可能なモデル(BGC-ES)を用いて,森林生態系サービスの主要要素である森林材積と炭素蓄積速度を推定した。対象地域の伊勢湾流域圏における森林データをGIS 化した。BGC-ES は森林施業の効果も評価できるので,標準的な森林管理を続けた場合(管理シナリオ),1990 年以降は管理しない場合(放棄シナリオ)を想定し,1960 年代から2040 年代まで5kmメッシュで評価した。拡大造林以降,森林における材積は増加し,炭素蓄積速度は1980-2000 年代がそのピークであった。しかし将来において放棄シナリオでは,そのサービス量が低下することを示した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ