モデルエコシステムによる非放射性セシウム(CsCl)の生態影響評価

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タイトル別名
  • Environmental Assessment of Nonradioactive CsCl using Experimental Model Ecocystem
  • モデルエコ システム ニ ヨル ヒホウシャセイ セシウム(CsCl)ノ セイタイ エイキョウ ヒョウカ

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抄録

モデルエコシステムを用いて非放射性Csの生態影響評価試験(Cold Run)を行った。Gnotobiotic 型マイクロコズムでは,Csのm-NOEC(マイクロコズム無影響濃度)は1mg・l-1未満であり(0.5~1mg・l-1 の範囲に存在),1mg・l-1添加系では系の転移が生じていると評価された。Stress selected 型マイクロコズムでは,Cs 1mg・l-1添加系では対照系(非添加系)に比べて活性が4割程度低下していることが示された。また,既往のγ線照射実験との比較の結果,マイクロコズム微生物生態系システムに及ぼす影響は,放射線照射(Hot Run)と金属負荷(Cold Run)とのm-NOECで10倍程度の差があることが示された。

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