照葉樹環境保全林における二酸化炭素固定量推定に関する研究

  • 宮内 大策
    横浜国立大学 大学院 環境情報学府 環境生命学専攻
  • 藤原 一繪
    横浜国立大学 大学院 環境情報研究院

書誌事項

タイトル別名
  • A Study of Estimation of Atmospheric CO<sub>2</sub> Storage in Evergreen Broad-leaved Environmental Protection Forests
  • 照葉樹環境保全林における二酸化炭素固定量推定に関する研究--照葉樹環境保全林の地上部現存量
  • テリハジュ カンキョウ ホゼンリン ニ オケル ニサンカ タンソ コテイリョウ スイテイ ニ カンスル ケンキュウ テリハジュ カンキョウ ホゼンリン ノ チジョウブ ゲンソンリョウ
  • Above Ground Biomass of Evergreen Broad-leaved Environmental Protection Forest
  • 照葉樹環境保全林の地上部現存量

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抄録

大分県大分市の埋立地に造成された植栽後30 年を経過した環境保全林で,常緑広葉樹24 本(クスノキ,アラカシ,タブノキ,ホルトノキ,マテバシイ)を伐倒し,幹の直径や樹高を測定したのち,幹重・枝重・葉重を秤量し,相対生長関係を作成した。同林内で胸高直径測定可能な樹木を対象に毎木調査をおこない,伐倒調査で作成した相対生長関係を適用して,二酸化炭素固定量推定の礎となる地上部現存量の推定を行った。その結果,地上部現存量は327.3(幹:230.1,枝:82.3,葉:14.9)t/ha と推定され,日本の常緑広葉樹林の50~60 年生の既往研究と同程度の地上部現存量であることが分かった。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

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