カルマン渦生成に着目したケーブルのギャロッピングに関する研究

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • The effect of the Karman vortex shedding on cable aerodynamic characteristics

抄録

近年、斜張橋ケーブルのレインバイブレーションの発生メカニズムに関する研究が進められている。本研究においては、カルマン渦生成に着目し、人工水路付きケーブル模型のギャロッピング特性について考察を行った。その結果、ケーブル模型のギャロッピングが発現すると考えられる水路位置付近において、模型の変動揚力をスペクトル解析した結果、カルマン渦放出周波数のピークが小さくなっていることがわかる。これより、カルマン渦の放出が弱められている水路位置付近においてギャロッピングが発生しており、カルマン渦の放出周波数とケーブルの固有振動数が一致しない風速域ではカルマン渦が制振力として作用している可能性が考えられる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205624742016
  • NII論文ID
    130004606875
  • DOI
    10.14887/jaweam.2005.0.52.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ