WRFによる陸風鉛直プロファイルの高精度化に向けた取り組み

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タイトル別名
  • The effort toward high-precision of land breeze vertical profile by WRF

抄録

本研究では,茨城県神栖市の波崎海洋研究施設で取得されたドップラーライダー観測値とメソ気象モデルWRFを使用し,陸風時の風速推定精度及び鉛直プロファイルの再現性の向上を目的として,鉛直プロファイルの再現方法,乱流スキーム,鉛直層数,鉛直領域の取り方を変えて精度検証を行った.これらの検証により,①鉛直プロファイルの表現方法としては風速比より,風速差を使用した方が推定精度が向上する,②乱流スキームはLESよりもRANSを使用した方が精度が良い,③100hPa気圧面まで上面境界を上げるよりも,500hPa気圧面までの鉛直層数を増やした方が風速鉛直プロファイルの再現性が向上するという3つの結論が得られた.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205625186688
  • NII論文ID
    130005485668
  • DOI
    10.14887/jaweam.2015.0_211
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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