弱回転サッカーボールの飛翔軌道観察と非定常流体力

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タイトル別名
  • Flight trajectory observation of less spinning soccer ball and unsteady aerodynamic force

抄録

サッカーのシュートには2種類の球種がある.その中で,ほぼ無回転で飛翔しゆらゆら揺れるシュートがある.このシュートは多くの名ゴールキーパーを悩ませている.このシュートの変化のメカニズムについては流体力学的にまだ十分に明らかになっていない.そこで本研究では,画像解析,風洞実験よりこの解明を試みた.画像解析よりボール飛翔時に加わる空力係数は0.15程度であることがわかった.また,風洞実験よりボール背面渦を捉えることに成功した.サッカーボールまわりの流れは表面粗さの効果により滑面球の超臨界レイノルズ数付近の流れになっている.この付近の流れを説明した種子田の主張をサッカーボールに適用することにより,この変化球は説明できた.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205625937792
  • NII論文ID
    130005023774
  • DOI
    10.14887/jaweam.2009.0.73.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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