Fluid-Solid Interaction Simulation with Phase Transition Modeling

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  • 相変化モデリングによる流体・固体連成シミュレーション

Abstract

異なる物質で構成される流体と固体を連成シミュレーションする場合、従来は流体と固体のモデリング要素を用いて境界を明確に定義する必要がある。例えば、流体領域と固体領域が複雑に入り組んでいる場合、小さなモデリング要素を用いることになる。要素数が増えることによって、実時間処理は困難である。本研究では、異なる物質で構成される流体・固体連成問題において、別々にモデリングして境界を明確に定義するのではなく、一つの混合物分布モデルとして処理することで、実時間処理を目指す。純物質における流体・固体間の融解、凝固といった相変化のシミュレーション手法を、流体と固体が異なる物質で構成された混合物に拡張して適用する。統一的な要素でモデリングを行い、各要素に流体・固体間の密度分布率を与える。密度分布率が変化することで、各要素の相が動的に変化する。各要素は変化する相に応じて、流体又は固体としてシミュレーションを行う。各要素が密度分布率をもつことで、流体領域と固体領域が複雑に入り組んでいる場合においても、要素数を抑えてシミュレーションすることが可能である。本発表では、本研究で提案した手法の実装結果について報告する。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390001205625952000
  • NII Article ID
    130006986113
  • DOI
    10.11509/sci.sci09.0.549.0
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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