アフィニティーカラムを利用した茎頂分裂組織内における相互作用因子探索

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タイトル別名
  • Screening For Proteins Concerned With Flowering From Apical Meristem

抄録

植物のさまざまな現象を司る遺伝子制御ネットワークにおいて、多数の遺伝子が分子遺伝学的手法等により単離され、またその機能が上位下位検定を中心に解析されている。しかしながら、このようなネットワークにおいて因子間の直接的な関係はあまり見出されていないことから、ネットワーク解明には相互作用因子の探索・機能解析が必須であると考えられる。本研究では茎頂分裂組織の遺伝子制御機構解明を目的とし、花成抑制因子TFL1に注目、その相互作用因子探索を行った。<br> 多くの方法があるなか、直接的な因子の単離方法として生化学的手法を選択することにした。大腸菌で発現させたGST融合型TFL1を固定したカラムに花序分裂組織抽出タンパク質を吸着させ、イオン強度の上昇に伴うカラムの洗浄によりTFL1相互作用タンパク質を解離・溶出させた。シロイヌナズナから花序分裂組織の大量調製は困難なことから、アミノ酸配列の相同性が非常に高いカリフラワーを初発材料として用いた。溶出タンパク質の泳動パターン比較からTFL1特異的に結合するタンパク質をLC-MS/MSにより同定した結果、Argonaute familyに属するタンパク質とtwo-hybrid法で既に獲得されていた14-3-3タンパク質であった。現在、前者の機能について解析を行っている。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205627752448
  • NII論文ID
    130006988049
  • DOI
    10.14841/jspp.2003.0.490.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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