光形態形成のnegative regulator (COP10)の新規相互作用因子の解析

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  • Novel interacting factors of COP10, a negative regulator of photomorphogenesis

抄録

植物の光形態形成はCOP/DET/FUS (Constituitive photomorphogenesis/De-etiolated/Fusca)タンパク質によって負に制御されている。近年、COP/DET/FUSタンパク質が光形態形成を正に制御する転写因子の分解を促進することが明らかになった。そこで、本研究ではCOP/DET/FUSタンパク質の一つであるCOP10を介したタンパク質分解制御機構の解明を目指している。COP10はUV-damaged DNA binding protein 1 (DDB1)とDe-etiolated 1 (DET1)とCDD複合体を形成している。<br> 我々はFlag-tagged COP10 Arabidopsis (Flag-COP10)を用いて、CDDコア複合体にさらに相互作用する新規因子を発見した。我々は特に新規因子2つに着目して解析を進めており、ゲルろ過クロマトグラフィーでそれら因子がCDD複合体とcofractionationすることを明らかにした。さらに、酵母two-hybrid assayで、それら因子はいずれもDDB1aと結合することが明らかになった。また、1つの因子のT-DNA insertion lineの表現型がcop10-4 mutantと類似していることが明らかになり、光形態形成との関連性が示唆された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205632417536
  • NII論文ID
    130006994104
  • DOI
    10.14841/jspp.2009.0.0861.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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