シロイヌナズナの初期光形態形成における<i>RSM1</i> (<i>RADIALIS-LIKE SANT-MYB 1</i>)遺伝子と<i>HLS1</i> (<i>HOOKLESS 1</i>)遺伝子の機能相関
書誌事項
- タイトル別名
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- A close link between the <i>RSM1</i> (<i>RADISLIS-LIKE SANT-MYB 1</i>)gene and <i>HLS1</i> (<i>HOOKLESS 1</i>) gene during early photomorphogenesis of <i>Arabidopsis thaliana </i>
抄録
シロイヌナズナには、転写因子をコードする遺伝子が1600近く存在すると推定されている。しかし、それらの生理学的機能は充分に理解されていない。<br>本研究において、我々はMYB-型転写因子をコードする小さな遺伝子ファミリーのメンバーをRSM1からRSM4 (RADIALIS-LIKE SANT-MYB 1-4) と名付け、その遺伝学的機能解析を行った。RSM遺伝子群はキンギョソウのRADIALISに高い相同性を示す。RADIALISは花弁の非対称性を決定する遺伝学的経路において機能する興味深い転写因子をコードしている。<br> 本研究では主にRSM1遺伝子について解析したところ、シロイヌナズナの花弁形態形成には直接関与していないことが明らかになった。しかし、この遺伝子がHLS1と密接な関係を持ちながら、芽生え初期形態形成制御に関与していることを示す結果が得られたので報告する。RSM1過剰発現体(RSM1-ox)は、黄色芽生えにおいて、hls1に類似した表現型(フックの欠如・短胚軸・重力屈性の異常)を示した。また、RSM1-oxとhls1-1は初期形態形成において共に赤色光に高感受性であり、野生株より短胚軸であることも分かった。RSM1-ox黄色芽生えにおけるDR5::GUS発現解析の結果を交えながら、RSM1が初期形態形成を制御するHIS1-依存性オーキシン情報伝達経路で機能している可能性に関して考察する。
収録刊行物
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- 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
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日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2008 (0), 0340-0340, 2008
日本植物生理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205632655104
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- NII論文ID
- 130006994453
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可