MEDLINE 収録 国内医学雑誌の経年分析

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  • Trend analysis of Japanese medical journals indexed in MEDLINE

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抄録

2010 年に行った MEDLINE 収録の国内医学雑誌に関する電子化状況を中心とする調査・分析について、2013 年現在の追跡調査を実施した。その結果、下記の内容が明らかとなった。<br>・今回の調査対象である 156 誌のうち、150 誌が電子化されていた。国内誌に関しても、国際誌と言えるジャーナルについては電子化がほぼ完了したと言える。<br>・MEDLINE への収録雑誌は、当調査の抽出方法だと減少しているが、NLM の収録誌データベースにおける「発行国」指定の揺れにより、「発行国が日本から他の国に変更された」パターンならびに「発行国が他の国から日本に変更された」パターンが存在するため、純粋に増減を評価するのが難しい。「日本発の国際的医学雑誌」の抽出自体が一つの課題といえる。<br>・海外プラットフォームに関しては、この 4 年間にプラットフォームの変更はほとんど見られなかった。<br>・国内プラットフォームに関しては、この 4 年間に J-STAGE への集中が進んでいた。一方で、独自プラットフォームによるユニークな雑誌も散見された。<br>・IF を持つ雑誌数は増加し、IF の平均値も上昇した。ただし、国内より海外プラットフォームのほうが IF の上昇が若干高い。<br>・大幅な IF の上昇傾向を有する雑誌が散見された。個々の学会の取り組みの結果と考えられる。

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