臭素化難燃剤テトラブロモビスフェノールAおよびその抱合体のマウス母仔間における分布
書誌事項
- タイトル別名
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- Distribution of tetrabromobisphenol A and its conjugates in mice dams and pups
説明
臭素化難燃剤テトラブロモビスフェノールA(TBBPA)は、広く環境中に検出され、単回投与後も胎盤通過と母乳への分泌がマウスにおいて確認されている。妊娠0日から混餌(100から10000ppm)で投与されたマウスの、妊娠10日、妊娠16日および出産後10日の母体、胚仔、胎児、乳仔等において、TBBPAとその抱合体(グルクロン酸抱合および硫酸抱合)の分布を、HPLC分析で調べた。FreeTBBPAは、主に10000ppm群の母体(妊娠10日、妊娠16日および出産後10日)の血液、肝臓、腎臓、妊娠10日の胚仔、羊水、その他の受胎産物、妊娠16日の胎仔、羊水、羊膜、胎盤、出産後10日の乳仔の胃の内容物(母乳)から検出された。母体の肝臓および乳仔の胃の内容物のTBBPA濃度は、母体血中濃度より高く、100ppm群においても検出された。乳仔の肝臓と腎臓にはFreeTBBPAは検出されなかったが、抱合されたTBBPAが検出された。母体の肝臓の総(Freeおよび抱合された)TBBPA濃度は、他の臓器や血液に比べて著しく高かった。
収録刊行物
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- 日本トキシコロジー学会学術年会
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日本トキシコロジー学会学術年会 34 (0), 5173-5173, 2007
日本毒性学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205659149952
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- NII論文ID
- 130007004015
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可