インクジェット法を用いた有機透明導電膜に関する研究

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タイトル別名
  • A Study of Organic Transparent Conductive Film by Inkjet Printing
  • インクジェットホウ オ モチイタ ユウキ トウメイ ドウデンマク ニ カンスル ケンキュウ

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説明

近年, 有機材料の電子デバイスへの応用が注目されている. 有機材料を用いたデバイスの特徴は,「プリンタブル」と「フレキシブル」である. しかし, 有機デバイスの性能には改善の余地があり, 実用化への課題となっている. 著者らは, ディスプレイや太陽電池などに使用されている透明導電膜の材料として, 導電性高分子材料(PEDOT/PSS)に注目した. 本研究では, プラスチックフィルム上に市販のインクジェットプリンタで透明導電膜を作製し, その特性改善に取り組んだ. 特性改善には, 基板のUV/O3洗浄, 成膜後の熱処理, 極性溶媒を用いた浸漬処理を行った. その結果, 薄膜の表面状態や乾燥時の熱処理条件が薄膜の特性に関係することが分かったので, 報告する.

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