差分二乗平均による整数上と実数上のロジスティック写像による系列のループの対応に関する一考察

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タイトル別名
  • A Study on Correspondences between Loops in Sequences Generated by the Logistic Map over Integers and Real Numbers by using Averages of Squared Differences

抄録

整数上のロジスティック写像の繰り返しによる系列は、実装が容易で予測が困難な系列を産むが、必ず繰り返し部分であるループに辿り着く。このループは演算精度によって決定され、系列の初期値からどのループに辿り着くのかを写像計算以外で特定できない。我々は、実数上のロジスティック写像の無理数を要素とするループに着目し、整数上のループと同じ周期をもつループの中でただ1つのループだけが整数上のループに近い系列の遷移を持つことに注目した。この複数の系列の遷移の類似度を差分二乗の平均値で表した。本稿では、幾つかの既知な整数上のループでの、対応する実数上のループとその差分二乗の平均値について数値例を示す。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205665556736
  • NII論文ID
    130004609828
  • DOI
    10.11527/jceeek.2009.0.484.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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