排ガス中有機ハロゲン化合物のサンプリング法について
説明
ごみ焼却施設での排ガス中ダイオキシン類の簡易分析を目的とした有機ハロゲン化合物の効率的なサンプリング法について検討した。室内実験により,沸点が異なる様々な有機ハロゲン化合物を一定温度に保った2種の吸着剤(Carbotrap BおよびCarbotrap C)で捕集し,それぞれの化合物の回収割合について調べた。その結果,両方の吸着剤とも吸着温度を制御することにより,吸着する化合物を選択できることが分かった。また,実排ガス用のサンプリング装置での回収割合を計算したところ,吸着剤の種類と吸着温度を選択することにより,沸点が147~218℃の化合物について約80%以上の結果を得た。ただし実ガスの場合には,水分や夾雑物質等が回収割合に及ぼす影響を考慮する必要があると考えられ,今後の検討課題と思われた。
収録刊行物
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- 廃棄物学会研究発表会講演論文集
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廃棄物学会研究発表会講演論文集 18 (0), 187-187, 2007
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205665906304
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- NII論文ID
- 130004640254
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可