袋体を使用した資源保管型最終処分場運営モデルのフィージビリティスタディ

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抄録

近年、新規の最終処分場建設はますます困難な状況にある。そのため、廃棄物埋立地再生事業等の様々な試みがなされているが、従来の埋立方法では、廃棄物のトレーサビリティが十分とはいえず、廃棄物の掘り起こし時には粉塵、悪臭等が発生し、周辺へ与える環境負荷は無視出来ない。そこで本研究では、廃棄物洗浄技術により洗浄された廃棄物をフレコンバック状の袋体に充填し処分場に埋立て、将来においてこの廃棄物を有効活用し、最終的には処分場建設地に負の遺産としての廃棄物を残さない『保管型』の処分場を提案する。また、単に保管するというだけではなく供用期間中に随時、埋立廃棄物を有効利用し新たな埋立容量を創出するリターナブルな処分場システム構築を目的とする。本稿では、この運営モデルについて概説するとともに、本運営モデルのフィージビリティスタディを行ったところ有用な知見が得られたので報告する。

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  • CRID
    1390001205666118784
  • NII論文ID
    130007005587
  • DOI
    10.14912/jswmepac.17.0.86.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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