失敗事例へのテキストマイニング手法の適用に基づく過誤の潜在的構造分析

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タイトル別名
  • Structural Analysis of Latent Similarity among Errors by Applying Text-Mining Methods to Documents of Failure Cases

抄録

『2007年問題』に代表される,製造業を中心とした知識や熟練技能の継承への不安を解決することは急務である.そのため,これまでに過去の失敗事例を集めた失敗事例集が数多く作成されてきたが,有効な活用がなされてこなかった.従来の研究もメタデータを用いての大まかな分析が多く,事例本文に踏み込む研究はあまりされていなかった.また,メタデータと事例本文の同型性が保たれてないために事例の正確な分析が出来ない可能性も考えられる.そこで本研究では,失敗事例から知識を有効に取得して活用することを目的として,メタデータを含めない失敗事例本文に対し直接テキストマイニング処理を行い情報の抽出と可視化を試みた.失敗事例の本文を文書集合として,単語間の共起関係を用いて文書の間接的な類似度を測り,それを文書の直接的類似度と比較することで,単に表面上類似する事例間の関係ではなく,事例間に潜在する過誤の共通構造の抽出と分析を行った.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205666904192
  • NII論文ID
    130004730293
  • DOI
    10.14864/fss.23.0.527.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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