書誌事項
- タイトル別名
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- Comparison study of the conversion systems from wood biomass to energy; carbonizing, blasting and steam reforming systems
- モクシツ バイオマス オ ゲンリョウ ト シタ タンカ ショリ バクサイ ショリ カネツ スイジョウキ ショリ ノ ヒカク
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抄録
木質バイオマスの有効利用のためのさまざまな処理技術が提案されているものの、これらの処理を比較検討した研究は少ない。そこで、近年注目されている炭化・爆砕・過熱水蒸気処理の3つの処理について比較検討した。結果、温度400℃、処理時間60分で炭化をした場合は、蒸気温度200℃、処理時間60分で爆砕もしくは過熱水蒸気処理を行った場合と比べて、炭化物の炭素率が上がり有効な燃料が製造できるが、爆砕・過熱水蒸気処理に比べて、炭素の損失が極めて大きい結果となった。樹木中の炭素を有効に利用する場合、爆砕や過熱水蒸気処理は炭素の損失が少なく、特に過熱水蒸気処理については木材の乾燥も同時にできるため、適していると言える。しかし、一般的に炭化に比べ、爆砕や過熱水蒸気処理は製造コストが一般的に高いこと、処理をする際の燃料投入量が多いとされており、このことについては検討が必要になると考えられる。
収録刊行物
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- 廃棄物学会研究発表会講演論文集
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廃棄物学会研究発表会講演論文集 19 (0), 8-8, 2008
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205666907520
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- NII論文ID
- 130005034414
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- NII書誌ID
- AA1146177X
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- NDL書誌ID
- 9733249
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可