AHPの感度分析結果を用いた代替案ウェイトの表現法

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タイトル別名
  • A Representation for Weights of Alternatives by use of Sensitivity Analysis of AHP

抄録

AHPは主観的判断とシステムアプローチをうまくミックスした問題解決型(提案型)手法の一つで,今日では意思決定の代表的な手法となっている.通常,AHPでは意思決定者に正確な一対比較を要求するが,実際には正確に重要さの比を推定し表現することは難しく,データ自体の信頼性の悪さがしばしば指摘される.現実にデータ行列が充分な整合性を持たないことが多いという現象によく表れている.本研究ではそのような場合は意思決定者の回答があいまいさを含んでいると考え,そのためのウェイト表現に,著者らが以前に提案したウェイトと整合度の感度分析結果から得られるパラメータを利用したファジィ集合を用いる.さらにウェイトの統合においては制約条件(相互作用)に注目した演算を用いる.この結果により,どのようなあいまいさが代替案のウェイトに含まれているかを読み取る手がかりが与えられることになると考えられる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205667804160
  • NII論文ID
    130005035086
  • DOI
    10.14864/fss.21.0.7.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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