α・β波を用いた思考判別に関する基礎的考察

書誌事項

タイトル別名
  • Basic Study on Thinking Discrimination using Alpha and Beta Waves

説明

近年,手足の不自由な高齢者や身体障害者のための身体補助システムに関する研究が盛んに行われている.本稿では,身体補助装置の制御に用いる生体信号として脳波信号に着目する.脳波は生体情報の中でも最高次の信号であると言われており,潜在的に非常に多くの情報を含んでいる.本稿では,方向認識に線形判別手法(Linear Discriminant Analysis:LDA) を適用し,思考の認識に有効な測定部位について検討する.また本稿では,脳波に含まれている周波数成分の中でも,特徴的な周波数帯域であるα波とβ波に着目する.提案手法を用いて4 人の被験者での思考判別実験を行い,結果について考察する.また,LDA に用いた変数選択で選ばれた変数と同定された判別式の係数により,判別に有効な測定部位に対する検討を行う.さらに,学習により得られた判別面と脳波データとの距離関係を視覚的に捉え,測定回数と認識率との関係について考察する.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205667867520
  • NII論文ID
    130004591249
  • DOI
    10.14864/fss.22.0.127.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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