PCNB農薬の産業廃棄物焼却施設における無害化処理について

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PCNB農薬の処理については、「POPs廃農薬の処理に関する技術的留意事項について」に基づき行うこととされている。当社ではこのプログラムに沿って、POPs廃農薬の処理を産業廃棄物焼却施設（ロータリーキルン方式）にて行っている。今回、同施設において、PCNB農薬の無害化処理試験を実施した。 　PCNB農薬は、一定の間隔で焼却炉に供給し、他の産業廃棄物と混焼処理した。分析結果は、排出側排ガス、燃えがら、排水及び脱水汚泥PCNB成分は、全て定量下限値未満となっており、分解率は、プログラムで目標とされている99.999％達成を上回る結果であった。また、ダイオキシン類は、全て排出基準を下回っており、PCNB農薬を混焼処理した影響は見られなかった。 　以上のことから、プログラムの要件に基づいた条件で適切に処理すれば、産業廃棄物焼却施設による混焼という方法で、PCNB農薬を確実に分解出来ることが確認できた。

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  • CRID
    1390001205668301824
  • NII Article ID
    130004640383
  • DOI
    10.14912/jswmepac.18.0.303.0
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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