アスベストの無害化処理技術の開発(排ガス処理技術の適正化)

説明

本研究は、石綿含有廃棄物(非飛散性アスベスト)の無害化処理に係るもので、平成18年8月施行の改正廃棄物処理法に基く無害化処理方式として、早期に実操業を開始できる技術的見通しを得ることを目的とした。石綿を含む廃棄物は、焼却灰などと混合溶融することで、石綿溶融処理の法基準(1,500℃以上)よりも低い温度で石綿の無害化処理が行えることはこれまでにも確認されている。しかし、確認された石綿含有廃棄物の混合割合は最大でも20%程度と低く、実用化のためにはより高い混合比率が求められる。そこで、商用運転中の灰溶融設備を使い、設備的にも運転操作的にも通常の灰溶融運転時と大きく変えないという条件の下、石綿含有廃棄物の混合割合を最大50%まで変化させて、処理後の生成物・排出物などに石綿が残存しないことを確認した。また、運転終了後の機器内部への付着物についても石綿の残存しないことを確認した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205668331392
  • NII論文ID
    130004640394
  • DOI
    10.14912/jswmepac.18.0.313.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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