札幌市のアーバンフリンジを事例とした景観評価

  • 吉田 恵介
    札幌市立高等専門学校インダストリアルデザイン学科
  • 高木 寛子
    札幌市立高等専門学校インダストリアルデザイン学科
  • 矢部 和夫
    札幌市立高等専門学校インダストリアルデザイン学科
  • 浅川 昭一郎
    北海道大学大学院農学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Landscape Evaluation of Urban Fringes in Sapporo City, northern Japan
  • サッポロシ ノ アーバン フリンジ オ ジレイ ト シタ ケイカン ヒョウカ

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抄録

札幌市内に分布する低地と丘陵地の2地区で, アーバンフリンジを事例とした景観評価を行った。レパートリーグリッド発展法の結果.2地区とも「緑の多さ」が好ましい景観の評価項目であった。またSD法の結果を因子分析したところ, 4つの因子軸が抽出され3つが評価軸だった。3つの評価軸は特有の景観構成要素と有意な相関を示した: 快適性軸一低木 (正相関), 開放性軸一山 (正)・荒地 (正)・人工物 (負), 特徴性軸一高木 (正)・住宅 (負)・雑草地 (負)。又, 景観の総合評価である嗜好度に対して, 快適性因子が最も強い影響を持っていた。以上のことから, 景観の総合評価には緑量と低木との相関があることが明らかになった。

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被引用文献 (9)*注記

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参考文献 (13)*注記

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