緑化用ブナ科植物9種の種子発芽に与える温度等諸条件の影響

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タイトル別名
  • The Effects of the Temperature and other Several Conditions of the Seed of nine Species in <I>Fagaceae</I> for Planting on Germination
  • リョッカヨウ ブナカ ショクブツ 9シュ ノ シュシ ハツガ ニ アタエル オ

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抄録

本研究では, ブナ科樹種9種の種子の発芽温度特性を検討した。アラカシ, シラカシ, アカガシは低温湿層で長期保存すると発芽速度が増加し, シラカシとアカガシは発芽率も増加した。コナラ, スダジイでは長期保存により発芽率, 発芽速度は低下した。ウラジロガシ, イチイガシは, それぞれ23℃と16℃で発芽率発芽速度ともに最大となり, クヌギは9~30℃の範囲で発芽率が80%以上であった。マテバシイは30℃で発芽速度が, 9℃で最終発芽率が最大となった。本研究で供試した樹種において, 種子発芽に与える温度の影響は樹種により異なった。また, 種子の産地の違いが, 樹種ごとの発芽温度特性に与える影響は, 見いだせなかった。

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