横浜市域における谷戸地形の特質と推移に関する一考察

  • 森 清和
    横浜市環境科学研究所エコシティ研究室
  • 島村 雅英
    横浜市環境科学研究所エコシティ研究室

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on Topographic Characters and Transition of “yato” in Yokohama
  • ヨコハマ シイキ ニ オケル ヤト チケイ ノ トクシツ ト スイイ ニ カンスル イチ コウサツ

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抄録

自然共生都市の重要な生態的拠点となる谷戸に関する基礎研究として, 横浜市域における谷戸生態系の成立過程, 谷戸地形の分布と特徴及びその現況について検討した。<BR>横浜市域の谷戸地形は, 縄文海進期に概成される。谷戸の農業開発による二次自然としての谷戸生態系の成立は中世以降である。○○谷戸と呼ばれる小字地名も数多く残されている。1次谷戸数は3751か所で全市に分布する。横浜は「谷戸の発達した都市」といってもよい。<BR>近年住宅開発等によって谷戸地形そのものや土地利用に大きな変化が見られる。現在の1次谷戸は, 2467ケ所である。そのうち, 自然的土地利用の多い谷戸は944ケ所となっている。

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被引用文献 (11)*注記

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参考文献 (21)*注記

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