パターン認識問題に対する空間折畳みモデルの提案とその学習アルゴリズムの検討

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タイトル別名
  • A Proposal of Space Folding Model for Pattern Recognition Problem and Study of its Learning Algorithm

抄録

機械学習の多くの手法では,インスタンス間の類似度の設計が最も重要となる.特に,SVMによる教師付学習,調和関数法による半教師付学習,種々のクラスタリング手法による教師無し学習などにおいては,カーネル行列(Gram 行列)が中心的な役割を果たす.このカーネル行列において,インスタンス間の距離またはその距離を用いたガウス関数が類似度としてよく用いられている.同じラベルを持つデータは近くに配置され,異なるラベルのデータは遠くに配置されるような線形データ分布の場合,従来の類似度を用いた機械モデルの学習は容易である.しかしデータ分布が非線形の場合,その学習は困難となる.本稿では,非直交基底ベクトルの内積を用いたインスタンス間の類似度(距離)を提案するとともに,その類似度を用いた空間折畳みモデルを提案する.パターン認識問題に適用し,提案した空間折畳みモデルが機械学習に有効であることを確認した.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205672031616
  • NII論文ID
    130005035466
  • DOI
    10.14864/fss.26.0.215.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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