対象の印象を反映するロゴタイプデザイン生成に関する基礎的研究

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タイトル別名
  • Study on Logotype Design Based on Target Impression

抄録

本論文では対象の印象に基づいたロゴタイプデザイン支援システムを提案する。提案システムは印象推定部、ロゴタイプ生成部、ロゴタイプ修正部から構成されるが、本稿では、印象推定部とロゴタイプ生成部の概要と、それらを用いたロゴタイプの初期デザイン案の生成手法について述べる。本手法ではロゴタイプにする文字列、そして形容詞を用いて表される対象の印象を入力として扱う。印象推定部では、形容詞の共起頻度を利用し、入力された形容詞の印象値を求める。ロゴタイプ生成部では、入力された形容詞の印象値と印象空間中の各ロゴタイプサンプルの印象値を比較し、最も非類似度が小さい印象値を持つロゴタイプサンプルをデザイン候補として生成する。印象空間とはロゴタイプが人に与える印象の因子構造を直交座標系で表したもので、予備実験のデータを因子分析することによって得られた空間である。被験者実験の結果から、本手法によって初期デザイン案として生成されたロゴタイプは入力された印象を反映できることが確認されている。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205674174976
  • NII論文ID
    130005480542
  • DOI
    10.14864/fss.30.0_390
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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