口頭説明のわかりやすさの検討
書誌事項
- タイトル別名
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- On the cmprehensibility of oral explanations.
説明
どのような要因が口頭説明の伝わりやすさに関わるかを、検討した。大学1年生・4年生・社会人(小中学校教員)が説明者、大学2年生が被説明者となり、説明者-被説明者一人ずつのペアで実験を行った。説明者は実験者から手渡された幾何学図形の形状を被説明者に口頭で説明し、被説明者は適宜質問等をしながら、図形を再現するよう試みた。そのうえで、もとの図形が正しく再現されたペアと、誤って再現されたペアでは、説明のやりとりにおいて、どのような相違があったのかが検討された。教員の説明は、大学1年生・4年生よりも伝わりやすかった。また説明が正しく伝わったペアでは、伝わらなかったペアに比べると、(1)説明者が図形そのものを説明する発話、(2)説明者が被説明者の状態を確認する発話、(3)被説明者が自分の理解度や状況を説明する発話が多かった。
収録刊行物
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- 日本認知心理学会発表論文集
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日本認知心理学会発表論文集 2009 (0), 72-72, 2009
日本認知心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205674683776
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- NII論文ID
- 130005036487
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可