The interactional synchrony observed in audience reactions:

  • OHBA Masato
    Katayanagi Advanced Research Laboratories, Tokyo University of Technology
  • OKAMOTO Masashi
    Katayanagi Advanced Research Laboratories, Tokyo University of Technology
  • IIDA Hitoshi
    School of Media Science, Tokyo University of Technology

Bibliographic Information

Other Title
  • 観客の反応としての同調現象:
  • in a case of manzai performance
  • 漫才における観客の例から

Description

会話において,話し手の発話の分節に合わせ聞き手が動作を行う結果として話し手と聞き手との動作の間に同調が観られる事例が報告されている(Kendon, 1990).本研究では,コンテンツユーザとしての観客が漫才においてどのように笑いを享受するのかを分析するため,漫才師による公演を漫才師・観客ともに撮影収録した.漫才師2組に2本ずつの漫才を行ってもらい,230秒と298秒,357秒と262秒の映像音声データを収録した.このデータから,観客の同調現象に着目し,分析した.観客の漫才師に対する反応は「笑う」「拍手」をするといった非常に制限されたチャネルを通じて行われているようだが,実際には笑うという観客が同時に起こす反応に加え,漫才師が笑わせる合間の姿勢を変える動作においても,複数の観客間に同調現象が観察された.これは会場の離れた位置の観客間でも観察されており,漫才師に起因して生じることが分かった.

Journal

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390001205674691968
  • NII Article ID
    130005036489
  • DOI
    10.14875/cogpsy.2009.0.74.0
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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